(1月23日号)「テレビ界の構造が生んだねつ造」 
フジテレビ系の「あるある大事典」は見たことはありませんが、ねつ造とはひどいですね。そもそも「〇〇が効く」というのをテレビが安易に流しすぎです。日本テレビ系のみのもんたの「おもいっきりテレビ」で「ココアが身体によい」と放送して、ココアが売れに売れたことがありますが、このブームはすぐに下火になりました。テレビは短いフレーズで人に訴えるメディアですし、影響力が大きいですから誤解を与えやすいのです。なのにすごく安易に情報を流す。こんな番組に振りまわされるのはやめたらどうですか。
「納豆でやせる!」の番組をつくったのは関西テレビですが、ねつ造の背景には制作の二重構造三重構造の問題がありますね。今度の場合は関西テレビがテレワークにおりて、さらに9つの会社に発注されていたということです。よく建設業の下請がヤリ玉にあがりますが、テレビ局はもっとひどい。しかも社員はベラボーに高給をはんでいますが、下にいくほど恐ろしく安い。ワーキングプアーがウヨウヨいるのがテレビの世界です。そんな状況に目をつぶって、自局の番組で「格差社会をなんとかしなければ」といっています。こういうことをいうコメンテーターは当のテレビの問題を例にあげて追求すればよいのです。モデルはテレビ局の番組づくりの構造です。週刊誌のにも社員と下請けのライターの問題があります。テレビ局ほど複雑ではないし格差はひどくありませんが…。
「IBC」のころ何度か週刊誌の記者の取材を受けたことがありますが、フリーのライターの場合は決めてかかってき た、テーマがその通りでなくても強引に記事にします。時間をかけた以上、製品にしないと食っていけないからです。その点社員の場合は月給で保証されていますから、危ない橋は渡りません。間違っていたら記事にはしないのです。今度の関西テレビの一件は、下請けの下請けがなにがなんでも製品にしなければ、という思いが強く「ストーリー通りにやらなければ」とムリをしたのだと思います。正しくテレビ業界の構造が生んだねつ造でしょう。
テレビは免許制度ですが、こんなことをしても免許が取り消されることはありません。関係者を処分すれば終わりです。同じようにモラルやルールスレスレの番組をつくり、視聴率が高ければ「勝った、勝った」です。数字こそすべての世界に反省などありませんから。
野球の全日本代表監督に星野仙一さんが決まりました。今度は枠を設けず自由に選手をとってドリームチームをつくることができるそうですから、ひと足早く選んでみました。投手 松阪、捕手 城島、一塁 松中、二塁 井口、三塁 岩村、遊撃 井端、右翼 松井、中堅 イチロー、左翼 青木、DH 福留。豪華布陣で文句無いと思いますが、星野さんが国際試合にふさわしい監督かどうか、王さんのようにみんなを一致結束させるカリスマ性に欠けますね。選手を鍛えるのには星野タイプがいいでしょうが、でき上がった一流をうまく使うのは得手とは思いません。むしろ落合さんあたりがいい。それにしても王さんほどぴったりの人はいませんねぇ。王さんにはコミッショナーをやってほしい。
【2007/01/23 Tue 18:32 】 | 四方洋のコラム | comment(0) | trackback(0) |
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